お酒は嗜む程度がちょうどいい
- グリーンコード
- 2020年1月9日
- 読了時間: 2分
小瀧なつき
女性は日々、月々、歳々頑張っている。月経、妊娠、出産、更年期など女性ホルモンのサイクルも人生のサイクルだってめまぐるしい。だからこそ一般の病気はもちろん女性ならではの病気にも気をつけたいですよね。
20代から40代いちばん元気な時期にかかりやすい病気を理解して日々楽しく過ごしませんか。

今回紹介するのは子宮系の病気(子宮内膜症と子宮筋腫)とアルコール摂取の相関性について調べた2つの研究の結果です。
子宮内膜症は、本来月経時に月経血として体外に出ていくはずの子宮から剥がれた組織が、子宮以外で増殖、炎症、癒着する病気。10人に1人の割合で発症します。
子宮筋腫は、子宮を構成する筋肉層から発生する良性の腫瘍。4人に1人の割合で(日本産婦人科医会)、誰しもがなりうる病気です。
調査の結果、多く飲酒する人はほぼ飲酒しない人に比べて子宮内膜症の罹患リスクは1.23倍、子宮筋腫の罹患リスクは1.12倍高いことがわかりました。
また、飲酒する人は以前飲酒していたが現在は全く飲酒しない人と比べて、子宮内膜症は1.3倍、子宮筋腫は1.33倍であり、禁酒の効果は大きいようです。
特に月経期間中のアルコールには気をつけましょう。アルコールによる主な影響は以下の通りです。
・ホルモンバランスが乱れる。
・血液循環や心拍数が上がりすぎる。
経血量が増えてスムーズな月経を妨げ、月経痛
がひどくなったり子宮に負担をかけます。
・心が不安定な時期はふか酒、悪酔いしやすい。
研究では、1日アルコールを20g以上摂取するとリスクが上がるとされています。
具体的にビール中瓶16g、ワイン一杯11g、ウィスキー一杯10.3g 日本酒一合21・6g
気になった方は、飲んだお酒の量を計算してみましょう。(お酒ml ×アルコール度数%×0.8)
「今日はなんだか不安定で不調」だなんて人は聞いてくれないし、言いづらいのが女子たるもの。お酒はそんな日でも気分をリラックスさせてくれるし何より美味しい。でも欠点になる事も忘れずにたしなむ程度に楽しみましょう。それこそ今を生きる粋なレディーのたしなみでしょうか。
Comentarios